- ブリタ浄水器「フロー」の特徴と使い勝手
- メリット・デメリット
- 購入時の注意点
- プレミアムウォーターとの比較
わが家では今までプレミアムウォーターというレンタル式のウォーターサーバーを使用していました。
プレミアムウォーターはすぐにお湯も使えて便利ですが、コスパがかなり悪く、満足度は低かったっです。
しかも3年縛りがあり、とても苦しめられました。
そして、3年縛りが終わり早速解約しました。
そして次の候補として第一優先がコスパ!!
候補として水道の蛇口に直接つけることができるPanasonicの浄水器を考えていました。
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しかし、わが家の蛇口につけれないことが発覚し、諦めることになりました。
そして次の候補として考えていたブリタの大型の浄水器「フロー」を購入しました。
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この浄水器に乗り換え、結果的に満足度が爆上がりしました。
その理由をプレミアムウォーターと比較しながらレビューをしていきたいと思います。
ブリタ浄水器「フロー」の特徴と使用感
ブリタはポット型の浄水器で水道水を専用カートリッジで濾過し、塩素などを取り除き、おいしい水を飲むことができる浄水器です。
携帯用のブリタを除き、カートリッジは共通で、ポットは色々な形とサイズがあり、生活スタイル、使用人数などで自分にあった物を見つけることができます。
「フロー」の特徴
- 便利なブリタ液晶メモが4週間ごとにカートリッジの交換時期を表示
- たっぷり入るサイズ(全容量 8.2L、ろ過水容量 4.85L)
- 注水しやすいスライド式ふた
- 操作しやすい注ぎ口
- 選べる2種類のマクストラプラス浄水カートリッジ
というのが公式サイトの説明です。
実際の使用感
こんな箱で届きました。思ったよりも小さかったです。
内容品は「本体」「注ぎ口」「説明書」「カートリッジ」
容器をすべて洗って、組み立てます。
注ぎ口のパッキンは細くて頼りないですが、半年間使用していて漏れたことはありません。
容器に水を入れてカートリッジを中で振って中の空気を抜きます。
上部の水受け部にカートリッジを押し込んで固定します。
上蓋には小窓がついており、ここから水を補充できますが、上蓋ごと外したほうが楽です。
また、4週間のタイマーがついており、交換の目安になります。
水受け部に水を注ぎ満水にして、2回ろ過をします。これにより活性炭の微粒子が洗い流されます。3回目以降からおいしい水が飲めます。
よいところ
- 圧倒的コスパ
- 大容量
- 清潔
- 子供でも入れやすい
圧倒的コスパ
ブリタはカートリッジ交換式で4週間を目安に交換します。
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楽天のブリタ公式サイトではまとめ買いでカートリッジが1個1000円以下で購入できます。
交換目安は4週間ですが、150リットルの使用でも交換を推奨されています。
1日にすると5.3リットルとかなり飲めます。
あまりオススメはできませんが、Youtubeで6ヶ月間(24週間)使用したカートリッジで浄水した水の残留塩素を調べている方がおり、その結果、塩素は抽出されていませんでした。
それを見てからわが家では交換推奨期間の2倍の8週間でカートリッジを交換しています。その程度では味に変化はありません。自己責任になりますが自分のさじ加減で更にコストを下げることが出来ます笑
しかし、塩素は濾過されてもその他の物質が取り除かれていない可能性もあるので期間延長は自己責任でおねがいします。
大容量
「フロー」はブリタの中でも最大の容量を誇ります。その容量は公式では8.2Lとかなりの量を溜めておくことができます。
上部の水受けを満タンにすると約4Lの水が入ります。
1回のろ過ではこれぐらいたまります(約4L)
その後、もう一度水受けを満タンにすると、約8Lもの水を貯めておくことができます。
ろ過は下の画像のように途中で止まりますが、水を使えば自然に落ちてきます。
よって、2回の給水で8Lもの水を確保することができ、何度も水を補充する手間がありません。
わが家では、寝る前と朝に水受けを満水にしています。
朝、晩の2回の補充で家族4人分の飲み水を十分にまかなうことができます。
清潔
フローは部品数が少なく、全て分解して洗うことが可能で、本体を清潔に保つことができます。
- 本体
- 水受け
- 上蓋
- 注ぎ口
上記の4つの部品のみです。
塩素を除去された水は、美味しいですが、雑菌が繁殖しやすくカビなどが発生しやすいです。
これはウォーターサーバーでもブリタでもすべて共通の弱みです。
私は使い始めはそんな事を知らず、水しか入れてないからそんなに洗わなくてもいいと思い、長期間洗わずにいました。
ふと注ぎ口を下から覗いたときにピンクカビが発生しておりゾッとしました。
それ以来、週に1度すべてを洗うようになりました。そこからはカビの発生はありません。
以前、ウォーターサーバーを使用していたときは分解もできないので、3年間1度も洗わずに使用していました。今思うと恐ろしい・・・・・
子供でも水を入れやすい
飲み口の取っ手を手前に倒すだけなので幼稚園児でも簡単に水を入れることができます。
しかも、上が平らなためコップを置いておく事ができ、子どもたちは水を飲みたくなったらここで飲むようにしています。
それによりコップがどこかに行ったり、こぼすリスクを軽減できます。
いまいちなところ
- 水道水の補充が面倒
- すぐに飲めない
- 沸かす、冷やすにひと手間かかる
水道水の補充が面倒
水を入れる際、ポットタイプの物は片手で持って、もう一方の手で水を出すことが出来ます。
しかし「フロー」は、巨大なため水を入れる際は両手でないと持てません。
そのため蛇口から直接水を入れるならばシンクの中に置く必要があり、水を入れたあとは底面が濡れてしまいます。
または別の容器に水を入れて上部の小窓からも補充できますが、開けるのが結構硬いのと、上部水受けを1回満水(4リットル)にするためには何度もいれなければなりません。
しかし伸びる蛇口がある家はこの悩みは一気に解決します。シンクのわきに置いて蛇口を伸ばせばとてもラクに満水にできます。
ちなみに上蓋は外したほうが圧倒的に水を入れやすいです。
すぐに飲めない
上部の水受け部を満水にすると、約4リットル入ります。
それをろ過するのに約16分30秒かかりました。
コップ1杯程度ならばすぐに飲めますが、水筒など多くの水を入れたい場合は前もって、水道水をろ過をしておく必要があります。
その対策としてわが家では、
夜にフローでろ過した水を別の容器に移して残りを捨てます。寝るまでの飲水はこれを使います。
ガラスの容器に入れたらなんかウマそうに見えます笑
そして新しく上部の水受けに水道水を満水にしてろ過をします、そして次の日の朝にもう1度水道水を補充しています。
そうすることで、夜まで十分な量の常に飲水を確保することができます。
沸かす、冷やすにひと手間かかる
当たり前ですが「フロー」はデカくて冷蔵庫に入りません笑
そのため基本は常温での使用になります。ウォーターサーバーですぐに冷水やお湯が使えることに慣れている方は面倒に感じることがあると思います。
なので、わが家では夜にろ過した水を捨てて新たに入れ替えるのですが、その捨てる水を沸かして約1リットルほどの水筒に入れて次の日のスープやコーヒーなどに使っています。
水筒の性能にもよりますが、夕方までは熱い状態をキープしてくれています。
冷水に関しては別容器に移して冷蔵庫に保存しておくか、ブリタの製品で冷蔵庫のポケットにはいるスリムタイプの「リクエリ」があるのでそれを使用することでも解決できます。
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しかし、冷たい水は体に良くないので常温を飲みましょう!
カートリッジ購入時の注意点
ブリタのカートリッジには日本正規品、並行輸入品があります。
細かく色々と違うのですが、大きな違いは
違い | 日本正規品 | 並行輸入品 |
---|---|---|
浄水能力 | 15項目 | 1項目 |
硬度(口当たり) | 柔らかい | 硬い |
サポート | ブリタジャパン | ブリタドイツ本社 |
価格 | 通常価格 | 2割ほど安い |
私は安い並行輸入品を使おうかと思いましたが、浄水能力や口当たりを犠牲にして2割ほど安くするよりも日本正規品を購入したほうがコスパが良いのではないかと思い、わが家では日本正規品を使用しています。
楽天やAmazonでブリタ公式ショップがありますのでそこからの訳あり品のまとめ買いでだいぶ安くなります。
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上記のようなことが気にならない方は並行輸入品を購入してみても良いかもしれません。
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またさらに安い互換性フィルターという物も楽天で売っていたのですが、何を除去できるかも書いてなかったので個人的には並行輸入品よりも信頼性がありません。
カートリッジ購入の際は
- 日本正規品
- 並行輸入品
- 互換性フィルター
の中から「価格」「除去できる物質数」「硬度」「サポート体制」などを比較して自分の価値観に合うフィルターの購入をおすすめします。
ウォーターサーバーとの比較
ブリタ「フロー」を使い始めるまで3年間も契約していたプレミアムウォーターとワタシ的に独断と偏見で比較していきたいと思います
プレミアムウォーターには色々なコースがあるのですが、人気の3年縛りコースで水代が安い「ずっとPLEMIUMプラン」と比較していきたいと思います。
先に行っておくと「フロー」の圧勝です。
ブリタ | プレミアムウォーター | |
コスト | ◎ | ✕ |
メンテナンス性 | ○ | △ |
水の出しやすさ | ◎ | ◎ |
お湯 | ✕ | ◎ |
冷水 | ✕ | ◎ |
水の補充 | ◎ | ✕ |
コスト面
初期費用については、プレミアムウォーターは無料でブリタ「フロー」は本体代6105円
とフローがスタートダッシュで出遅れます。
ここからわが家がフローで使っている水の量を基準として公式サイトに記載されている価格を比較していきます。
ブリタ「フロー」 | プレミアムウォーター | |
1リットル | 約9円 | 約164円 |
1日(8㍑) | 約72円 | 約1312円 |
1ヶ月 | 約2160円 | 約39360円 |
1年間 | 約25920円 | 約47万2320円 |
もう比較にならない差が生まれます。その差約18倍
最初の本体代など一瞬で消え去ります。
更にプレミアムウォーターは常に冷水、お湯を出すことができるため、電気代がかかります。
わが家は仕事、学校へ持っていくのもすべて「フロー」の水でまかなっており、遠慮なくバンバン使うと1日の使用量が約8リットルぐらいになります。
プレミアムウォーターを節約して使えばそんな値段にならないだろうと思われるでしょうが、
そこが問題です
お茶を沸かして水を節約すれば、結局お茶を沸かす手間が増えるだけで、プレミアムウォーターいらんやん・・・ということになります。節約して使う事はかなりのストレスになります。まさにわが家がそうでした。
遠慮なく使いまくれるという点が非常に大きいんです。
しかも前述しましたが、フローはカートリッジを長期間使えば更に安くなります。
公式では150リットルで4週間(1日あたり5.3リットル)とされていますが
わが家は2ヶ月に1度カートリッジを交換していますので、コスパが2倍以上になりますw
youtubeで6ヶ月間使っているカートリッジで浄水した水の塩素を調べている方がおられたのですが、それでも塩素は検出されませんでした。
それを見てから、2ヶ月位は余裕だろうと思って使っていますが味に変化は全くありません。
期間延長はあくまで自己責任でお願いします。
メンテナンス性
前述しましたが、ろ過された水やプレミアムウォーターの水はカルキが入っておらず、雑菌が繁殖しやすいです。
その為、ピンクカビなどの発生に注意が必要です。
フローは他のブリタ製品に比べると大きく洗いにくですが、シンクで丸洗いができます。
一方、ウォーターサーバーは本体が大きく、洗うことが不可能ですので蛇口を拭くことぐらいしかできず、内部の配管はどうなっているのかはわかりません。また上から水の入ったボトルを差し込むのですが、ボトルとの接続部分にもカビが生えたりしていました。
メンテナンス性でも、手軽に洗えて清潔さを保てるフローが圧勝です。
使い勝手
どちらとも、水を出すのは簡単で、幼稚園児でも水を入れることができます。
大きな違いはプレミアムウォーターの方はウォーターサーバーが電源に繋がれており
常に熱湯と冷水を使う事ができます。これはフローには無い特徴です。
しかし、お湯は沸かして保温水筒にいれておけばいいし、冷水はそもそも体に良くないので飲まないわが家ではこれを不便に思うことはありません
そして、水の補充方法も違いがあります。
プレミアムウォーターのボトルは1つ12kgあり、結構重いです。
水がなくなるたびに重いボトルを物置まで取りに行って、ウォーターサーバーの上にセットする必要があり、てもとても面倒でした。置いておく場所も必要で、予備の水がすごく邪魔でした。
ブリタは前述のとおり、上から水を直接入れるだけで物置を圧迫しません。
本体を動かすのも最大でも約8kgですが、何より物置までボトルを取りに行かなくてもいいところが私の中でかなりポイント高かったです。
ということで、お湯と冷水がそんなに必要無いわが家にはブリタのほうが、コスパ、使い勝手ともに優れていました。
まとめ
ブリタ「フロー」についてレビューをしてきましたが、以前使っていたウォーターサーバーとは比べ物にならない満足度です。
今、この2種類で迷っている方は、1度ブリタの製品を試してみてから、それで満足できなければウォーターサーバーを契約することをオススメします。
ウォーターサーバーは年単位での縛りがあったり、解約できてもサーバーの返却作業などがあります。
ブリタの製品であれば失敗しても数千円の出費で方向転換も容易です。
少しでもお水で悩まれている方の参考になればと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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