- ヘンリービギンズシートバッグの特徴
- DH-717の諸元
- Vストローム250SXへの装着とサイズ感
- シートバッグ台座の作成例
- 良い所、イマイチな所
先日納車されたVストローム250SXの積載力が皆無なため、日帰りツーリング用に
デイトナ
ヘンリービギンズ DH-717
ツーリングシートバッグ BASIC ブラック Sサイズ
を購入しました。名前が長い!!(以下シートバッグ)
日帰りツーリングには十分な容量で、とても満足しました
ツーリング用のシートバッグを検討されている方やVストローム250SXのツーリングバッグをお探しの方に対して、このデイトナのシートバッグを実際に取り付けたときのサイズ感やレビューをしていきたいと思います。
ヘンリービギンズ ツーリングシートバッグの特徴
デイトナのヘンリービギンズシリーズは、バイク用品の中でも特にバッグ類に特化したブランドです。
ツーリングに必要な様々な種類のバッグを展開しており、高い機能性とデザイン性を兼ね備えています。
ヘンリービギンズシリーズの特徴
- 豊富なラインナップ
シートバッグ、サドルバッグ、タンクバッグ、ウエストバッグなど、バイクに乗る際に必要なあらゆる種類のバッグが揃っています。 - 高い機能性
防水性、耐久性、収納力など、ツーリングに求められる機能がしっかりと備わっています。また、多くのモデルで容量調整が可能な拡張機能も付いています。 - デザイン性
シンプルでスタイリッシュなデザインが多く、バイクとの一体感を高めることができます。 - カスタム性
シートバッグ本体に装着できるポーチやバッグを組み合わせることで、自分だけのオリジナルのセットを作ることができます。
たくさんの種類の中で私の購入したものはBASICのSサイズというものです。
その他にもPROモデルというものもあるのですが、値段差ほどの違いがなく、コスパ的にはBASICが圧倒的に高いと思います。
DH-717の諸元
項 目 | 詳 細 |
---|---|
品名 | DH-717 ツーリングシートバッグ BASIC |
メーカー | デイトナ(HenlyBegins) |
種類 | ツーリングシートバッグ |
サイズ | Sサイズ |
容量 | 20~26L |
外寸 | 幅480×奥行250×高さ300mm |
内寸 | 幅440×奥行220×高さ260mm |
重量 | 約1.7kg |
表地 | ポリエステル |
底面 | EVA |
フレーム | スチール |
機能 | 容量可変、大開口、補強フレーム、ドリンクホルダー×2、小物ポケット×2、Dリング、リフレクター、ショルダーベルト、共通固定バックル |
付属品 | レインカバー、ショルダーベルト |
カラー | ブラック |
特徴 | 日帰りからホテル1泊程度のツーリングに最適なサイズ感と機能性 |
詳細 | デイトナ公式サイト https://www.daytona.co.jp/products/detail/96719/ |
Vストローム250SXに取り付けてみた
早速取り付けてみました。VストSXにはキャリアが付いているのでそこに取り付けてみました。
付属のベルト4本を使って固定します。
ステップやナンバープレートにベルトを固定すると一気にゴチャッとするので、キャリアだけで完結するように頑張ってつけてみました。
キャリアの前後4個所にベルトを固定して、ベルトを前後に交差させて取り付けてみました。
たれているのがキャリアの前に固定したベルトです。
これは後ろからきたベルトです。
バックルを4個所、シートバッグに固定するとつきました。写真は後ろ側
これは前方です。
余ったベルトはベルクロでスッキリと収納できます。
いらないベルト部分が見えずスッキリと取り付けることができました。
私的には大きすぎずちょうどよいサイズ感だと思います。タンデムの邪魔にもなりません。
この状態で問題ないか、400kmの下道ツーリングに行ってきました。キツかった。。。
結果は。。。ベルトが緩んで横方向にずれてしまい、途中で一度ベルトを締め直しました。原因はおそらくVストSXのキャリアが細めでシートバッグの底面すべてが乗っていないためだと思います。
また、底面すべてが乗っていないので、固定ベルトを引っ張るとシートバッグの両端が下にたれてしまっていました。
少し改良が必要です。
と、いうことで台座を作ってみました。
シートバッグ台座の作成
シートを乗せるための台座を作成します。VストSXのキャリアには穴が4つ空いているのでそこを利用します。使った工具や材料を記載しておきます、一例ですが参考にしてください。
用意する工具
- 電動ドリル
- 6mmドリル先端
- ホールソーorのこぎり
- やすり
- ドライバー
用意する材料
- 30cm✕30cm ベニア板
- 5mm✕20mm ネジセット✕4
- インテリアシート
- 滑り止めシート
- アイアンハンドルなど(なくてもOK)
ベニア、ネジ以外はすべてセリアで購入しました。
ホームセンターで30cm角のベニヤ板が売っていましたのでこれを使います。奇跡的に拡張前のシートバッグの底面のサイズが30cm✕30cmなので、ジャストサイズです。
100均一(セリア)でテッパンスタイルシートを購入。これもまさかの30cm✕30cm
あとは適当なネジを購入。5mm✕20mmのサイズでちょうどよかったです。
失敗で、なぜか3本入りを買ってしまい1本足りませんでした。4本買ってください!
ベニヤ板に外したキャリアを乗せてセンターをしっかりと確認して、穴の位置を決めます。
4個所穴を開けて
ネジを取り付けます。1本たりない笑
こんな感じになります。
ここで2つ目の失敗をしました。
赤印のあたりにキャリアとバイクを固定する為のボルト穴があるのですが、そこにも穴を開けておかないと台座をつけたまま、キャリア取付ができませんのでノコギリで切り落とすかホールソーなどで穴を開けましょう。
セリアのシートで、テッパンスタイルにしていきます。ちょっと良い感じになりました。
サイドもしっかりとテッパンスタイルにしたかったため、ベニア板の真ん中あたりでシートを張っています。境目が真ん中に来ますが、シートバッグが乗るので関係なし!
テッパンスタイルシートは木材への接着力が低く簡単に剥がれやすかったので両面テープで補強しました。
取り付けてみるとこんな感じです。キャリア取り付け用の穴を開けていなかったので、仮止めしています。
追加でセリアのアイアンハンドルを2取り付けてみました。
これでフックなどもかけることが出来そうです。
シートバッグを乗せてみました。手作りの台座もそんなに目立ちません。
しかし、、、テッパンスタイルシートがめちゃくちゃ滑る!
キャリアに直付けしたほうがマシですw
そこで再度100均へ。
滑り止めシートを購入して取り付けて完成です。
後からホールソーで穴を開けました。
今度こそ完成です。タンデムももちろん可能です。
この後、300kmほど走りましたが、全くずれていませんでした。しかし、定期的にベルトの締め具合は確認したほうが良さそうです。
実用レビュー
良いところ
- とにかく使いやすい
- ちょうど良いサイズ感
- 着脱が簡単
とにかく使いやすい
ツーリングシートバッグというネーミングの通り
ツーリングに特化した、かゆいところに手が届く商品だと思います。
特に使いやすいと思った機能を紹介します。
① 容量を拡張できる
ファスナーで簡単に容量を20㍑から26㍑に拡張できるため、ツーリング先でお土産を買った際も安心です。
拡張前
拡張後
左右に拡張されたところには底板が入っていないため、下に垂れます。
拡張部分に軽いものを入れるのが良いと思います。
② 荷物の出し入れがしやすい
大きく開く開口部により、荷物の出し入れがスムーズに行えます。
③ 小物入れが充実
片側に2個所の小物入れとドリンクホルダーが1箇所ずつ付いています。虫取り用のタオルや、充電ケーブルなど使用頻度の高いものを入れておくとすぐに取り出せて便利です。
④ 鍵ができる
メイン収納のチャックには南京錠などを通すための穴があります。ガチで盗みに来ている人には無力ですが防犯意識してるぞアピールにはなると思います。
家の南京錠では太すぎて入りませんでした。小型のものを使用しましょう。
⑤ 拡張性が高い
一般的にはモールシステムという気がするのですが、本体上部にパルステープとゆうベルトが縫い付けられているので、カラビナなどで他のポーチなどを取り付けることができます。
私はワークマンのサコッシュを取り付けて使っています。普段はこれに貴重品を入れて持ち歩くので、これをそのまま取り付けておけば、バイクを離れる際もこれを持っていくだけで良いのでとても楽です。(黒もあったので黒にしておけばよかった。。。)
ちょうど良いサイズ感
日帰りや一泊程度のツーリングに最適なサイズです。
大は小をかねるといいますが、容量に余裕がありすぎると必要の無い物もついつい入れてしまったり、荷物がどこにあるかわからなくなったりしてしまいます。
荷物をいかにコンパクトにまとめるかを考えるのも私的は楽しみの一つです。
そのへんにあった、ツーリングで使うかな?と思ったものを入れてみました。
付属品の、ショルダーベルト、レインカバーは右側のポケットに。
一番使い勝手が良さそうな左側の小物入れには虫取り用のタオル、充電ケーブルを
メイン収納には雑巾、荷締めベルト2個、デカめのチェーンロック、工具セット、雨具、電動空気入れなどを入れました。
写真ではわかりにくいですが、まだ、60%程度しか埋まっていません。思ったよりたくさんの物が入ります。
着脱が簡単
このツーリングバッグは4つのバックルで簡単につけ外しができ、ツーリング先でのバッグの取り外しなどに便利です。
また、普段は取り外しておいて、ツーリング時のみ取り付けて使用する事もできます。外したときは前後のバックルがオス・メスで分かれているので、バックル同士をくっつけておくことができます。
私の場合は、外すと余計にダサいのでつけっぱなしにしています。
イマイチな所
- 簡単に盗める
- バッグ底面が曲がる
- 防水ではない
簡単に盗める
先程の良いところで述べたことの裏返しになりますが、バックルを4個所外すだけで簡単に盗む事ができます。
ですので、私は盗難対策としてGrouportgarageのダイヤル式ワイヤーロックを使用しています。
普段はキャリアの部分と本体後部のDリングを固定しています。
この部分につけると、ブラブラせず、開ける際には取り外さなくても開閉が可能です。
またこの商品はナンバー式で鍵が増えないところも良いところです。
もちろん、本気で盗みに来ている人には無力だと思いますが、つい魔が差したぐらいの人にはそれなりの抑止力があると思います。
更に、ヘルメットとジャケットの盗難防止&落下防止までできて、とても重宝しています。(その際は前方のDリングに取り付け。)
バッグ底面が曲がる
細いキャリアやシートの上において、バックルをしっかり固定すると左右が垂れ下がります。
変形防止に、鉄製のワイヤーが入っており、大きく垂れ下がるわけではありませんが、下に引っ張る力で、どうしても底面が少し反ってしまいます。
多少の反りなどは、シートバッグなのでしょうがないと思います。これが嫌ならキャリアとシートバッグの間に荷台を作成するか、ハードケースを買うしかありません。
防水ではない
シートバッグ本体は上部な布製で、雨が降ったら普通に濡れます。
そのため、シートバッグには作りが割としっかりしたレインカバーが付属しています。
前後に紐がついており、引くと上部が絞れます。
下部には固定用のベルトがあります。
このレインカバーをしていれば中の荷物はおそらく濡れることはないでしょうが、急な土砂降りに遭遇したときに、バイクを止めて、レインカバーを取り出して、被せるのはなかなか大変そうです。
ですので、なるべく取りやすいサイドの小物入れに入れておくのが良いと思います。
まとめ
デイトナ ヘンリービギンズ DH-717 ツーリングシートバッグ BASICは
収納性、機能性、安全性など、ツーリングシートバッグに求められる要素をバランス良く備えています。
日帰りから宿泊ツーリングまで、幅広いシーンで活躍できるおすすめのシートバッグです。
シートバッグを検討中の参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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